形や見た目に拘る消費者

NPO法人 しまだ環境ひろば 「食生活分科会」 です。


今日 (8月2日 木) は、市・農政課主催の 「平成24年度第一回島田市地産地消推進連絡会」 に、会員2名で出席しました。


地産地消 は、国や県の農業施策の重点課題として位置づけられています。


島田市においても、農業祭やPRイベント、学校給食での利用などの推進を図っています。


今日は、生産者・消費者・農協・行政などが一堂に集まり、情報交換を行いました。


席上では、生産者側の、最近の情勢報告や、苦労話が沢山聞かれましたが、高齢化や、会員減少、低賃金、売上減少など、悩みは尽きないようです。


生産者側から、次のような懸念発言や報告もありました。


■ 農薬や、肥料は安全と認められたものしか使っていない。農薬が全て危険なものではない事を消費者は認識して欲しい。

■ トレスアビリティー (いつ、どれ位散布したかの記録) の提出が義務付けられており、事実を提出している。

■ 度を超えた、消費者の、形や、新鮮さの要求は、かえって悪い方向へ行きかねない。

■ 地場産品は、当日品でも時間がたてば萎えるが、他所から送られて来るものは、全然萎えず元気である。何か使っていそう。やっぱり地場産品の方が安全ではないのか。


地場産品は、生産者の顔が見えるので下手な事はできない。生産者と消費者が信頼という絆で結ばれているのである。


私たち消費者は、形や見た目にあまり拘らず、地産地消を優先した選択をしなければならないことを、今日は改めて感じました。