スマートメーター(次世代電力計)

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


心配された節電の夏も、企業や一般家庭の協力で、何とか乗り越えられそうになってきました。


各地で熱中症が発生していますが、一般家庭では、エアコンの運転をかなり抑えているようです。


電気料金の値上げ (当面は東電のみ実施ですが、他の電力会社への波及は時間の問題) に加えて、実質的な値上げに等しい、太陽光発電促進付加金再エネ発電促進付加金燃料費調整額 (燃料費の高騰による上乗せ) などが加わり、かなり重荷になってきています。


各電力会社では、次世代電力計 (スマートメーター) の各家庭への普及の検討を急いでいます。


これは、消費者が、自宅で今どのように電気を使っているかをリアルタイムで把握する事ができる画期的な電力計です。


この結果、消費者は、電気料金の安い時間帯に、洗濯や掃除をするなど節電の工夫を自分ですることができるようになります。


また、住宅メーカーや、電機メーカーは、スマートハウス (次世代省エネ住宅) の普及をにらんだ、家庭内エネルギー管理システムの開発を進めています。


これができれば、家庭内のテレビやエアコンとつなげて、使用電力を自動的に最適にする事が可能となります。


東電は、2030年度までに、全戸に導入すると発表していますが、近々希望する家庭への導入が順次始まっていくと思われます。


他の電力会社も、真剣に取り組んでいます。


電力計は、1台で1万円位だそうで、急速に普及が進むものと思われます。