HEMS (ホームエネルギーマネージメントシステム)

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


資源エネルギー庁の調査では、2011年の産業部門のエネルギー使用量は1990年比で0・89倍に減少、これに比べて家庭部門は1.25倍に増えているという。


産業部門は大変頑張っているのに家庭部門は便利さを欲しいままにしています。


日本全体で電力使用量を抑えるには、家庭での節電が今一番の課題です。


島田市でも、行政自ら、庁舎を始め、市有施設におけるエネルギーの使用量の低減を早くから実施しておりますが、市民向けの節電行政は大変甘い。


今日 (12月23日 月) の日経新聞一面に、「一万世帯10%超節電」 の記事が掲載されましたが、いよいよの感があります。


経済産業省が民間と組んで、一万世帯の電力使用の状況を掴んで節電につなげる事業を2014年から始めるという。


各戸に、次世代電力計 (スマートメーター) を設置、スマートメーター家電製品とパソコンをつないで、”見える化” を計る。


これを、「HEMS = Home Energy Management System」 と呼ぶという。


これで、家全体の電力使用量が増えれば、エアコンの設定温度を調節したり、優先順位の低い家電製品の電源を落としたり、家中の電気を一括制御できるという。


家庭での電気の使用傾向なども解析でき、事業者にデータを売ることもできるようになるという。


すごい時代が、そこまでやって来た。