赤とんぼが激減

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


稲の穂がたわわに実った田んぼには、昔は、”赤とんぼ” が良く舞っていたことが記憶に新しい。


赤とんぼの代表種は、「アキアカネ」 だそうですが、全国的に激減しているようだ。


環境省は、9月より来年の3月まで、農業用水が田んぼに流れ込む全国の7カ所の湖や沼で、8種類の農薬の残留状況と、トンボの生息数との関係を調べるという。


もし農薬が原因で、トンボの生育数が減っていると確認できれば、関係省庁や農薬メーカーなどと対応策を講じていくとのこと。


既に専門家の間では、トンボの生育数に農薬がかかわっていることは間違いないようで、大学や、地域のNPOの調査では、フィプロニルなどを含んだ農薬が使われた水田では、大部分が羽化しなかったことも実証している。


トンボは、小さな害虫をエサとして取ってくれる、昔から人間と共生してきた昆虫で、童謡 「赤とんぼ」 の風景は、私たち日本人の心の故郷であります。


安全な米づくりと、トンボが育つ水田の両立を目指してもらいたい。