新しい協働

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (10月20日 月)、 隣り組回覧板で、「広報しまだ 10月号」  を受け取りました。


「広報しまだ」 は、財政難を理由に、月二回 (毎月1日・15日) の発行が月一回 (15日) となりましたが、全国市町村の中でも、その構成や内容に優れ、市民に慕われ読まれている率は非常に高い。


今10月号のトップ記事は、 ”元気なまちが大好きです”  と題して、 「道悦島まちづくり委員会」 さんの、朝市の様子や、クロスメディア主催の、 「こどもわくワーク」 が紹介されました。


記事の中で、昨年実施した 「市民アンケート調査」 で、これからのまちづくりは、「市民と行政の協働で進めたい」 と望む人が多いことを紹介しています。


広報しまだのその他のページも、市民 (団体) や事業者や行政の活動・イベントで埋まっています。


10月18日(土)に開催された、「くらし・消費・環境展 2014」 も今年から、これまでの、 「環境フェア」 と 「くらしのフェア」 を合体して、名実共に、市民 (団体) ・事業者・行政の協働展示会となりました。


広報しまだには掲載されていませんが、市民 ((団体) や事業者がやっている活動や、イベントはこの他にもいっぱいあります。


しまだ環境ひろばでも、今年は、10のエコ事業を、 「しまだエコ活動」 に登録し、農園・竹林や森づくり・環境保全PR・小水力発電の創出・ひろば塾の開催などなど、幅広い環境活動を精力的に展開しています。


島田市の循環型社会を考える会」 では、市民・児童教育やセミナー開催など、市民の環境意識の向上を目指した活動を推進しています。


島田市ゆめ・みらい百人会議」 では、「エコプラットフォーム」 構想 (情報空間と拠点づくり) が検討されています。


これだけの活動が日々展開されながら、島田市の協働活動 (コミュニティ) は、達成感や注目度も未だ低いままである なぜだろうか。


良く考えてみる必要がある。 ここでは2つの要因を考えてみたい。


■ 一つ目は、良くやっているのだが、 ”市民間の連携に乏しくバラバラ” だということではないだろうか。


要するに、市民のよりどころ (情報拠点・顔を合わせる拠点) がない。


市民のよりどころは、実は沢山あるのだが、全て縦の関係 (地域・自治会・町内会) で 横の関係 (市民団体と自治会・自治会同士) が全くないのである。


■ 二つ目は何をやっても市民に達成感がないのである。


これまでは、大概の市の施策や、イベント・行事は、全て行政がお膳立てし、市民は参加するだけ。


これでは、その時は楽しめても、達成感は湧かない。


これからは、市民でできることは市民がやるも、何事も、企画段階から実施まで、市民 (団体) と事業者と行政が同じテーブルについて検討し、実行していく、新しい協働の実現を目指す必要があると思う。

但しその場合、事務局には、しっかりと行政の担当課がすわり、実行案に素早く落とし込んでいくという方法が最も望ましい。


市民だけで、いくら話合いさせても具体化は難しい。


今回の、 「くらし・消費・環境展」 は、全ての出展者で実行委員会を構成し、市民 (団体) ・事業者・行政が同じテーブルについて全ての案件を全会一致形式で決めてきました。


事務局として 「市民安心課と環境課」 がバックアップし、、素早く成案をつくり、極めて民主的に効率的に進められました。


実行委員会 (出席者) は、自分たちで決めたということでやりがいもあり責任感も感じています。


10月18日(土)の開催当日は、市民多数が来場し、予想外の人でごった返し、うれしい悲鳴を上げましたが、これまでにない達成感を味わいました。


イベント (お祭りや行事) で、”新しい協働” ができて、政策決定面でできないはずはない。


今、これを、「島田市ゆめ・みらい百人会議」 から提案しています。