島田市ゆめ・みらい百人会議 防災分科会主催 「防災フォーラム」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (12月21日 日) は、島田市ゆめ・みらい百人会議 防災分科会 主催 「防災フォーラム 地域を知り、防災を考える」 に参加しました。


今日の次第は3部構成でした。


■ 第一部 講演 「地域を知り、防災を考える」 講師 静岡大学防災綜合センター 牛山教授


■ 第二部 説明 「島田市の水害対策」 説明員 島田市危機管理課 杉本係長


■ 第三部 「パネルディスカッション」  パネラー 4氏

 
   ◇ 最後に、参加者からの質問・意見・要望の時間がとられました。


牛山教授の講演のまとめ (結論) は、”防災には正解はない。”  でした。


  ◆ 地震津波・風水害では、判断や行動も異なるし、またその時の状況や置かれている環境によっても異なり一律ではない。


  ◆ よって、個人個人が、災害が起こる前にやるべきことをしっかりやっておき、いざ起きたら一人ひとり適切な判断をして行動するしかない。


最後の参加者からの発言 (質問・意見・要望) は、


  ◆ 防災訓練の形骸化についての指摘  2名

  ◆ やはり災害は、個人個人の適切な判断と行動であることを改めて勉強したという意見。 1名

  ◆ 今年の台風18号の際、発令された、「避難勧告」 に対する行動の難しさ、曖昧さの指摘 2名


防災は、何でもかんでも行政に頼ることはできない。市民も、自助・共助・公助は理解しています。


自助・共助・公助 を使い分けて、それぞれが適切に機能することが必要だ。


しかし、どこまでが公助で、ここからは共助・自助だ、を明確にすること (仕組み) は、行政の仕事だ。


自助・共助の領域がはっきり示されたら、地域自主防災は、それが機能するよう、地域でもっとしっかりと考えて、行動すると思う。


公助と、自助・共助をあいまいにしてはいけない。


     <自助・共助と思われる範囲と、現在実行できていない訓練の必要性


  ◆ 隣り組非常時体制の確立 (隣り組単位で、隊長・副隊長・伝令・救護・炊き出し係など決定)
  ◆ 安否確認とその訓練
  ◆ 要介護支援者の確認と救出訓練
  ◆ 家屋の被害状況把握と、被害世帯の対応訓練 など


非常時には、やはり頼りになるのは、「隣り組」 ではないだろうか。