第2回 島田市小水力発電創出合同検討会

NPO法人 しまだ環境ひろば 「小水力発電事業 担当」 です。


今日 (5月28日 木 PM) は、島田市ゆめ・みらい百人会議エコまち未来Projと、行政合同で組織した、 「第3回 島田市水力発電創出合同検討会」 に出席しました。


しまだ環境ひろばは、島田市ゆめ・みらい百人会議に2名の会員がエントリーしています。


今日は、既に、長泉町で、第一号機を立ち上げた、「(社) 自然エネルギー利用推進協議会」 より、2名の幹部に来島田頂いて、「長泉町システム」 の説明をお願いしました。


本システムは、去る3月16日 運用開始式と設備見学会があり、島田市より、行政 1名、市会議員 1名、百人会議 2名が出席しました。


今日はその時のおさらいになりましたが、今日の合同検討会に出席している会員の疑問点を全て払拭すべく、質疑応答に相当の時間をかけて、意見交換しました。


お陰様で、大方の疑問も解け、これからの検討に弾みがつくものと思います。


同協議会さんからの説明の冒頭、 「島田市では、市民と行政が小水力発電の創出について同じテーブルについて検討を始めたことは、他に例がなく、羨ましい限りだ。是非共ものにして島田モデルを確立してもらいたい」 とお褒めの言葉を頂きました。


地球温暖化問題や、脱原発問題を打開していくためには、一方で 「再生可能エネルギーの創出」 に必至で挑戦しなければ実現しない。


また、小水力発電で緊急用の電源を確保するより、ガソリンを燃料とする 「バッテリー」 の方が現実性があるとの意見もある。その意見もそれなりに理解はできる。


しかし、大井川用水という、島田市の財産が、そこに流れており、それの活用を計り、環境に優しい市民の意識を醸成していくことも説得力がある。


「なぜ、山に登るのだ」 の問いに対して、「そこに山があるから登るのだ」 の回答に等しい。


価値観を理解しない人に、それを認めさせるのは難しい。


何でもそうだが、始めは一個からで、それが広がって行き常識化するのである。


そういう 「マニア」 がいなければ、この世の中が決して発展しない。


太陽光発電も、わずかな 「マニアのような人たち」 から始まりました。


そういう人たちがいて、始めてコストダウンが可能となり、今や大量生産の時代になりました。


水力発電も、用水路に複数台設置の時代が必ずやってくる。


水力発電で、水は変化もしないし減りもしない。 誰かが普及を妨げている。


さて、次回 (第3回合同検討会) からは、この辺の議論をそろそろ卒業して、具体的なシステム構築に入る予定である。