2030年の温暖化ガス排出量削減目標

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


経済産業省は、4月28日、原子力や火力、水力など各種方式を組み合わせた 「電源構成(エネルギーミックス)」 に関して、2030年時点での 「望ましい電源構成(ベストミックス)」 案を公表しました。



 注目を集める原子力の比率を 「20〜22%」 と東日本大震災前の 28.6% より低く抑える一方、太陽光などの再生可能エネルギーについては 「最大24%」 という数値を掲げ、原子力を上回る普及を目指すといいました。


併せて、これにより、温暖化ガスを2030年までに2013年比 26%減らすと公表しました。


そして、6月8日 の主要7カ国 (G7) 首脳会議で安倍首相はこの通り表明しました。


G7では、一定の評価を受けたようですが、発展途上国からはこれでも厳しい評価が出ているという。


国内産業界からは、一部抵抗もでているという。


一方、温暖化ガス排出量の削減に後ろ向きだった米中が、既に削減目標を提示するなど、次回 COP21 (第21回 国連気候変動枠組み条約締約国会議 パリで開催予定) では、漸く世界各国がそろい踏みしそうです。


世界各国が協力して、温暖化ガス排出削減量の目標を立てて、一日でも早く、心を合わせて目標を達成するようにしたいものだ。