議会傍聴、真の協働とは。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (6月11日 木) は、6月島田市議会 初日 (明日は二日目) を久方ぶりに傍聴しました。


傍聴席は、途中から補助いすを持ち込むほど盛況でした。


質問形式は、一問一答で、大変理解し易く、また緊張感がありました。


今日の主な質問は、


 ◆ 新病院建設問題
 ◆ リニア中央新幹線建設計画
 ◆ 行政経営戦略 (市民協働の推進など)
 ◆ 原子力災害避難計画
 ◆ 観光・産業施策
 ◆ 大井川マラソンコースリバティー
 ◆ 地域創生 地域活性化
 ◆ 大井川鉄道の課題 などなどでした。


この中で私たち市民活動団体にとって、特に興味のある問題は、3項目目の、 「市民協働の推進」 です。


新市政になり、「市民の意見を行政に反映するしくみづくり」 がかなり浸透し始めたことは確かです。


殆どの市民はそれにまだ気が付いていません。


 ◆ 「島田市ゆめ・みらい百人会議」 が設置され、これはという提案は、28年度予算を組んで実行すると、市長は今日も回答しました。


 ◆ 「島田市まちづくり交付金事業」 の申請・実績報告が、これまでの書類審査中心のやり方から、市民の前で、プレゼン・報告会をやる方式に変わり、P・D・C・Aがうまく回り始めました。


 ◆ 市のホームページや、広報しまだで、 「パブリックコメント・市民の意見募集(公募)・市民を交えての各種委員会・検討会などなど」 が大変増えています。


しかし、こういうことは、当事者や関心のある市民は知っていますが、一般市民は殆ど知りません。


「市民の声を行政に反映する仕組み」 が大きく変わって来ています。


協働の仕組みが変わってきたことをもっと知らしめなければわかりません。


その広報が弱いと思います。


百人会議の一部分科会では、百人会議メンバーと行政が同じテーブルについて、企画段階から検討を始める、「合同検討会」 がスタートを切り、精力的な審議が始まっています。


今日のM議員と行政のやり取りの中で、M議員が協働の形は2通りある、と論じていましたが、その通りだと思います。


 ◆ 政策立案の協働

 ◆ 公共サービス提供の協働


前者の協働こそ、新しいスタイルの協働であり、「真の協働」 と言えると思います。


これまでの市政には殆どありませんでした。


押し付けられた協働では、市民は満足しません。


行政と市民が真剣に論じて決めた政策こそ、市民が本気になって取り組めるものです。


それが新しい協働=真の協働であることを認識し合いたいものです。