市民団体の悩みは

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


新しい市政になってから、事業の、P・D・C・Aが確実に行われるようになった。


島田市まちづくり支援事業交付金」 も、申請書を書いて提出し、その後 「プレゼンテーション会」 があり、事業終了後は、報告書を提出し、その後 「公開事業報告会」 がある。


「プレゼンテーション会」 も 「公開事業報告会」 も、殆どの団体が、パワーポイントによるプレゼンだ。


ボランティア活動と言えども、税金を使ってやるわけだから、公開の上での  P・D・C・A は当然である。


しかし、市民ボランティア団体には、申請書 (企画書)、プレゼン会のパワーポイント、報告会のパワーポイントを書いて、作って、発表できる人は殆ど限られた人しかいない。


いても一人が多い。


二人いたら大した団体なのである。


その一人に、関連の事務処理が集中するのである。


ボランティア集団だから、報酬も出ないかわりに、一般会員が、事務が集中する人に感謝や労りの気持ちなどはない。


当日の出動は評価されるが、事前準備・品質管理・納期管理・関連事務処理など、前後の苦労は眼中にないのである。


島田市ゆめ・みらい百人会議」 も全く同じ構図である。


資料作りや、パワーポイントづくりのできる人は少ない。


また出来ても、引き受けない。


恐らく、殆どの市民団体が、どこまで行っても同じ悩みだと思う。


こういった構図を変えないと、いずれ市民活動団体は行き詰まるだろう。


しまだ環境ひろばは、こうした人に報いるべく、額は本当に少ないが、「経費の負担」 や 「専任維持管理料」 の支払いを始めました。


しかし、先立つものは、「資金」 です。


その資金 = 運転資金の心配をし、何とか会の資金を維持向上 (少なくとも減らさない) を考えている人も、限られた人です。


ビジネスの世界では考えられないのが、地域団体の現状なのです。