NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
正月も三日、今年は暦の巡り合わせか、明日 (1月4日 月) からは、仕事始めの企業・団体も多い。
NPO (法人) でも、お客様を抱えて、社員にもそれなりの報酬を支払っている団体は同じである。
同じNPO (法人) と言っても、ピンキリである。
しまだ環境ひろばは、そのキリに近い方であり、仕事始めがいつかもわからない。
しかし、ちゃらんぽらんかと言うと、そうではない。
曲がりなりにも事業を担当したり、活動現場の責任者は、自覚して出動し活動している。
常時、畑をきれいに維持管理し、台風が予想されれば、畑に植わっている農作物を防御したり、環境塾を開催する時には、市内を駆けずり回って参加者を勧誘したり、時間無制限で頑張っている。
そういう活動をしながらも、市民活動に充実感を感じて、活動に励んでいる会員は少ない。
義務感や責任感だけでは、やりがいもないし、第一、長続きしない。
人間だから、やりがいや、達成感が必要で、その上に頑張った証に、経費の支給くらいは必要なのである。
やりがいや達成感は、”あてがいぶち” (お膳ができていてあとは食べるだけ) では決して感じられない。
課題を、白紙状態から討議・検討し、実行計計画を作って実行し、実行の後は評価し、反省して次の計画につなげる (PDCA) をやって始めて感じるものなのである。
ところが、地域活動の殆どは、あてがいぶち (はじめからストリーが用意されている) である。
各種審議会も、意見交換会も、連絡会、パブリックコメントも、殆んど、ストーリーができている中の審議なのである。
「市民本位のまちづくり」 は、実は、”人づくり” だと言う。
ここで言う人とは、公助に頼らないで、自主・自立・共助のできる人を作ることなのである。
そのためには、市民の訓練が必要です。
◆ 防災訓練も、早く公助訓練から脱却して、自助・自立・共助訓練主体に変えるべきである。
◆ また、市民生活に近い、「ごみの減量化」 のための 「生ごみ対策」 「古布や雑紙の分別・資源化」 などなどは、市民にもっと考えさせるべきなのです。
◆ 「市民活動の拠点づくり」 も、長年の課題ですが、市民の代表に、どういう拠点を作ったら良いのか、企画から実行まで託せば良いのです。
市民でできることは、出来るだけ市民に任せる (当然 予算配分は必要) ことが肝心です。
それが、自主・自立・共助ができる市民づくりなのです。
これまでの市民団体活動は、手段が目的化しています。
イベントやお祭り (学習会・勉強会・体験会・見学会・発表会などなど) をやって、それで終わりです。
しかし、それは已むをえません。
市民には、お金も物もなく、あるのは老人パワーだけですから、とても実行までは行きません。
それができるのは、全ての市民 (市民 市民団体 事業者 行政) の協働なのではないでしょうか。
これぞ、「市民本位のまちづくり」 なのではないのでしょうか。
しまだ環境ひろばは、行政と一緒になって、他の市民団体や事業者に呼び掛けて、考えてみたいと思います。