地域活性化の成功事例

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


「しまだ環境ひろば」 は、自然環境の保全を基盤とした、「地方創生=地域活性化」 には、大きな期待を寄せています。


島田市の相賀地区で立ち上がった、「相賀の里を良くする会」 にも、個人レベル乍ら、事務局入りして、活性化活動に取り組んでいます。


去る12月30日 (水) 日経新聞 朝刊 11頁 コラム欄 「大機 小機」 の 「地域の現場から学ぶこと」 を興味深く読みました。


記事は、


  ■ 地域を活性化しようとするときに、誰もが考えるのが成功した地域を視察してそのノウハウを学ぶという方法だという。


  ■ しかし、それをまねて地域起こしに成功した話は殆ど聞かないという。


  ■ その理由は、成功した地域はその分野で確固とした地盤を築いており、後発者にとっては参入障壁が高すぎる。 (先行者利得)


  ■ 成功した地域は、自らの地域資源を最大限にいかしたからこそ成功している。(比較優位


  ■ 本当の地域活性化の理由は、現場を見ただけではわからないところにある。(地域の特殊事情


地域活性化の成功は、危機意識 (背水の陣) と、飛びぬけたリーダーと、民間ベースの持続的な産業につながって初めて持続的な地域の活性化が実現するのだ。 と記事は書いています。


卓越したリーダーが、リスクを覚悟した上で、地域資源をいかした方策に、政策資源を集中させ、それがヒットすると成功事例となるが、それは極めて細い道なのである。 と記事は結んでいます。


新年を迎えて、「相賀の里を良くする会」 も、1月10日 (日) の全体会を皮切りに、また動き出しますが、この記事を最初に紹介して、気持ちを新たにしたいと思っています。