バイオマス発電と、小水力発電

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


過日、日経新聞朝刊 「コラム 時流 地流」 に、”一年目で山が変わり始めた” の記事が載りました。


昨年4月に稼働した、岡山県真庭市の 「真庭バイオマス発電所」 が、順調に稼働し、全国から見学者が押し寄せている話。


森林の未利用材を燃やして、蒸気タービンを回し発電する仕組みで、燃料調達が課題だったとのこと。


燃料の幅を広げて、端材や樹皮など伐採された樹木の廃材まで買い取る制度を設けたところ、林業関係者らが続々と燃料材を運んでくるようになったとのこと。


のお蔭もあってか、周りの山がきれいになり出したようだ。


バイオマス発電は、将来にわたっての、燃料調達が課題だと云われています。


最初は、搬送費の安い周りの山からの切り出しが可能ですが、だんだん遠い山からの切り出しが必要になり、立ち行かなくなるケースが後を絶たないという。


移動式発電所でもない限り、バイオマス発電には、この問題は永遠について回る。


そこに行くと、太陽光や小水力発電は、無限大である。


今ある用水路に、そのまま発電機を設置して、一般住宅 2〜3軒分の発電ができ、水の利用の規制緩和が進めば一気に普及するのだが。


既に、側溝を作らなくても、今ある用水路に発電機を設置して、1〜2軒分の発電ができる発電機が登場し始めました。


日本における、空調の世界は、個別分散システム」 が主流だ。


将来、使っても減らない水を使って、用水路に複数台発電機を設置して発電する、「小水力・個別分散システム」 が可能だ。


島田市でも、実証実験を成功させて、早くこのシステムをものにしたいものだ。


用水路をたくさん持つ、島田市は、小水力発電の、「水の都」 になる。