市民意識調査結果報告に寄せて(その2)

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


この程公表された、「平成27年度 島田市 市民意識調査結果報告」 をしっかり読んでいます。


市政の取組み中、ごみ・リサイクル対策」 の満足度が圧倒的に高い結果が、例年通り今回も出たが、市民が、処理コストも知らず、ごみ処理の楽さだけを評価したものではないかと思う。


但し、行政は、市民の排出した多くのごみを毎日懸命に回収し処理していますので、これは評価されています。


市の取組みの多くは、長い間の歴史の中で、民間では無理な仕事に絞られてきています。


民間に移管されたり、指定業者に委託されたりして市政に残っている業務は昔と比べて少なくなっているが、最近は、上下水道やごみ処理業務も民間委託が進み出しました。


しかし、民間移管や委託の前に、市民の自主自立に委ねる業務がまだあります。


家庭排出ごみは、その最たるものです。


分別すれば資源になり、お金になるものを、燃やしてしまうのはどう考えてもおかしい。


市民意識調査の満足度は下がるが、自分でできるものは自分でやる。


家庭ごみの分別は、市民の責務にしなければならない。


できた時の満足度は必ず上がる。


そして、コストは下がり、下がった分、これから必要な、「新市民病院」 「新市民会館」 「子育て資金」 などに回せる。


この辺のところを市民にもっと良く説明したら良い。


先の、「島田市 くらし・消費・環境展 2016」 では、来店した市民に大説明看板にて、数百人に説明して共感を得ました。


意識調査は、協働のまちづくり」 についても聞いていますが、、「市民と行政が企画段階から同じテーブルについて協議 (実行) したら良い」 と、市民は答えています。


「真の協働のまちづくり」 とは、市がその場づくりを行い、市民は積極的にこれに参加をすることです。


今、「島田市自治基本条例」 の案が検討されています。


素案には一応これが書かれていますが、もっとここを明快にして、協議の場は、実行委員会化していくことが必要と思う。