環境は、循環型社会の構築にたどり着く

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (10月31日 月) は、平成28年度の、後期6ヶ月の最初の月の最終日です。


今年度もあと5ヶ月です。


しまだ環境ひろばは、島田市の、「第一次環境基本計画 (10年計画)」 と 「第二次 環境基本計画 (10年計画)」 両方の策定に関わり、その中に書いた、市民の取組み活動に邁進してきました。


第一次環境基本計画は、環境分野を、物理的に5つに分類し、捉えていました。


  ■ 水とみどりの ■ ごみ ■ エネルギー・まちと交通 ■ 食生活 ■ 環境教育・情報・連携


第二次環境基本計画は、物理的分類をやめて、環境分野を、機能的に5つに分類し、捉えていました。

  
  ■ 自然環境 ■ 生活環境 ■ 資源循環 ■ 地球環境 ■ 環境教育・環境保全活動


島田市は、今、環境基本計画実行の13年目に入っています。 (第二次環境基本計画の3年目)


しまだ環境ひろばは、「島田市環境基本計画」 に書かれている、望ましい環境像の実現に向けて、市民の取組みを忠実に、5つ共全方位で実行しています。


13年間、実行していると、どの分野から手掛けても、いつの間にか他の分野とくっついてしまい、環境というのは、何にでも関係のある循環型だと気づかされる。


例えば、今増えている、「耕作放棄地の再生と活用」 という課題に手を付け始めると、自然環境の保全から土壌改良へ、そして生ごみの堆肥化へ、燃えるごみの削減へ、地球温暖化問題から、温暖化ガスの削減へ、地産地消から食の安心・安全へと波及していく。 そして、エコクッキングから水の節約や、食べ物の廃棄ロスの回避などへどんどん波及していく。


しまだ環境ひろばでは、耕作放棄地を活用して、菜種(菜の花)の栽培を行っていました。


「菜の花」 は、先ず見て楽しい。そして種を収穫して搾油すれば、「食用油」 になり、美味しい天ぷらを食べられる。廃油は回収して精油すれば、軽油になり、市のごみ収集車の燃料になり、菜の花は、循環型社会構築の素材としては一級品である。


結局、環境問題への取組みは、余りにも広く、深く、際限がなく最後は循環型社会の構築にたどり着くのではないか。


しまだ環境ひろばは、何もかも追い過ぎたのかもしれない。


環境問題は、循環型だから先ずは、手を付け始めたところをしっかりと固め、そこから波及してくる事象はたくさんありますが、余り欲張らない事が成功の秘訣であり、これまでの反省でもある。


平成28年度も、後期が始まっています。


反省を活かして、今年度もあと5ヶ月頑張りたい。