「パリ協定」の離脱は許されない。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 と 「事務局」 です。


今日 (6月2日 金) 未明、予想はされていましたが、アメリカのトランプ大統領が、「パリ協定」 からの離脱を発表しました。


アメリカ国内を始め、世界各国から避難の声が上がっています。


京都議定書 が、先進国の温暖化ガス削減を義務付けたものと違い、「パリ協定」 は全ての国に対して、温暖化ガスの削減目標を自ら策定し、それに向けて全ての国が努力していくことを約束したものです。


ここに漕ぎつけるまでには、世界の有志がどれほど努力したものか。


そんな努力を、世界第二位の、「温暖化ガス排出国」 のアメリカが、これを壊す権利があるのか。


アメリカは、世界の警察や、犠牲を負ってきた。もうごめんだ!というトランプ大統領の主張は、余りにも自分勝手すぎる。


世界の各地で、自国第一主義が芽生え始めているが、本当に危険な主張だ。


持てる国が、自国第一主義を前面に押し出したら、世の中は大混乱に陥る。


持てる国も自分一人で成長できたわけではない。


発展途上国の安い労働力と、資源で潤ってきたのである。


自国第一主義が、温暖化ガス削減という世界の課題に優るとはどうしても納得できない。


今、北朝鮮に向かっている非難の声をアメリカに向けてもするべき時だ。