市民活動は難しい

しまだ環境ひろば 「5つの分科会」と「事務局」です。

今日は、梅雨のつかの間の晴れ間を見つけて、当会コミュ二ティ農園共同区域300坪の田起しを行ないました。5つの分科会が協力をして、運営しています。

この一年、本当に苦労しましたが、300坪弱の畑から、菜種を刈取り・乾燥・ふるい・唐箕・再乾燥し、正味140kgの菜種を収穫し、近日中に搾油の見込み <5合ビンで50〜60本、菜種油が取れるかどうか> です。

昨夏は、枝豆・大豆の豊作で、手づくり味噌を作り、11月ごろ試食の予定です。

しまだ環境ひろばは、島田市環境基本計画に書かれている、望ましい環境像の実現に向けて、活動をしている市民環境団体ですが、口先だけでなく、自ら汗を出して、それを実践し、計画が本当に正しいのか、実態と遊離していないか、を確かめながらやってきました。

そのために、放置竹林を4ヶ所持ちながら、地主の立場に立って、竹林整備の労働を味わってきました。一口では言えない難儀さを勉強し、島田市の高速竹破砕機の導入も経験を基に働きかけをしました。

生ごみ資源化協議会も立上げ、まだ先進地区の勉強会が主体ですが、自ら生ごみの堆肥化実験を始め、市内で生ごみの堆肥化で先行している団体と協力して何とか、仕組みにすべく懸命にトライしています。

昨年夏、350坪の休耕田を借りて、最近話題になっている、休耕田を活用しての市民農園とはどんなものか、も実験してきました。
一般市民の皆さん、15組が、2坪/一組で、野菜栽培に精を出しています。

また、300坪で、大豆や菜種の栽培が、どんなものかも挑戦してみました。
ある地主さんから、自分の休耕田600坪を使ってくれないか、の申込みも来ています。困った。

どれもこれも、並大抵ではできない、本当に腰を据えてやらねば成果が出ない事があらためてわかりました。

島田市環境基本計画の目指すところは、望ましい環境像の実現ですが、遅々として、そこに到達しない、市・市民・市民団体・事業者が協働して、フェア・研修会・学習会・勉強会・体験会など様々取り組んでいますが、毎年そこで終わり、そこから発展しない、実践する人が出てこない、目的達成のための手段(お祭り・イベント)で終わり、いつの間にか、手段が目的化し、手段をやっていれば目的が達成されるような雰囲気になっていることがこわい。

目的達成のためには、毎日の生活の中で、流れとなり、仕組みやシステムにならなければならないが、中々できない。これはどこに弊害があるのだろうか?
民間企業なら直ぐできることが、市民活動になるとできない、市民活動は、本当に心が一つになる事ができない、企業よりも余程難しい、

市政や市財政は、これからもっともっと厳しくなる事は、確実である中、市に協力して、市民でできることは市民が自らやる仕組みづくり、そうして浮いたお金をもっと有効な分野に使う事を考えないといけない。まだまだ市民も市も市民の力を活用しきれていない。

これを論議する事はタブーなのでしょうか?