竹の利用

しまだ環境ひろば [水とみどり分科会」 です。

静岡県の、放置竹林面積は、確認できている面積だけでも、4,000haに及んでいるという。


その大部分が孟宗竹という、中国から入って来た種類で、大きなものは、直径15cm以上の太さになり、丈夫で伐採し難く、切っても重たく運び出しに難渋するやっかいな竹です。

更に、成長は抜群で、切っても切っても、雨後の竹の子ごとく出てきて、1〜2年で大人の竹に成長してしまいます。

従い、放置すると直ぐ元の木阿弥で、荒廃竹林化します。

一般的に、細工もし難く、竹細工には向かない竹と言われています。

こういう中で、過日、静岡市の、ネットワールという会社が、竹の葉を微粉末化して、洗顔石鹸を開発し、次いで足用石鹸も作っていくという。


同社は、元々竹の幹を使って、バイオマスペレットを製造販売している会社で、今回は葉っぱを利用したのだという事です。

これまで、竹の利用は、竹炭・竹酢液・土壌改良剤・堆肥・浮き漁礁・粉末利用の竹パン・竹細工(竹箸、竹籠、などなど)いろいろあるが、今一広がりをみせていません。

ネットワールさんの健闘を祈念したい。


しまだ環境ひろばでも、堆肥化をトライ中ですが、まだまだです。

写真は、一度間伐した、市内の竹林ですが、また荒れてきました。