緊急時の初動組織の重要性

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

大震災発生以来16日目、被災地では不便な生活をしながらも、うまく回り出しているところと、そうでないところの、格差が発生しているようだ。


テレビが特集している。


いろいろな理由があって一律には言えないが、初動組織 (臨時組織) をうまくとったところと、そうでないところの差となっているようだ。


こういう緊急事態のときは、行政でなければできない仕事が山ほどあり、それでなくても人手が足りない中を、避難場所の救済のみに追われていては、肝心な事が進まない。


緊急避難場所を立ち上げたら、いち早く、そこの、物資 (水を含む) 受付・管理・配給・情報発信・掃除などの仕事は、その地域の自治会やボランティアに移管し、失われた住民台帳の復活や、死亡者の埋葬手続きなどを行政がてきぱきとやり出したところは強い。


何をやるにも人に恵まれることが必要だが、日頃の準備と訓練が大事だ。


常日頃から、隣組み、ブロック、町内会、自治会の危機管理組織と役割り分担を作っておいて、緊急時には、その組織がうまく動くようにしなければならない。


緊急事態の組織とそれを動かす人は、平時のときのそれとは違う。
緊急組織を動かせる人を二重 (正・副) に用意すべきと思う。


緊急避難場所の開設はどういう単位で行なうのか (隣組み単位か、ブロック単位か、町内会単位か) を決めておくのも肝心である。


地域の危機管理のあり方を見直さなければならないと思う。

咄嗟の時に動かない組織や人で訓練をやっても意味がない。