野菜づくりはむずかしい

しまだ環境ひろば 「食生活分科会」 と 「エネルギー・まちと交通分科会」です。

しまだ環境ひろばでは、COOP島田店前に、休耕田を利用して、350坪のコミュ二ティ農園を開設しています。


280坪の共同畑で菜の花を、70坪は個人畑として、18組26名が野菜作りをやっています。

共同畑では、菜の花栽培を主な目的にしたので、「エネルギーまちと交通分科会」 を主管分科会として、全会員が協力して運営しています。

菜の花は搾油して菜種油 → 使った後の廃油回収 → BDF(軽油)にして市のごみ収集車に利用する事が目的です。


農園の開設にあたり、菜の花の先生である、浜北市のNさんから、苗の育て方、肥料の分量などなどを教授して頂き、その通りやったお陰で、初年度は予想以上の収穫となり、今年は2年目です。

2年目の今年は、一年目の好成績を過信し、自己流でやったら、どうも育ちが良くなく、JA大井川さんに調査をお願いしたら、やはり肥料不足とのこと。

農業を経験している友人、数人にいろいろ聞いても、確信を持った施肥量は教えてくれない。

教えてくれないのではなく、正解がないのだそうである。


確かに、その畑が現在どういう、成分で構成がされているのか分からないで、的確なアドバイスはできないという事だ。 もっともな事だと思う。

野菜の作り方のいろいろな本を読むと、野菜の種類別の、施肥量 (窒素・燐酸・加里) は明示されている。

また、肥料別の成分 (窒素・燐酸・加里・炭素・石灰などなど) も明確に掲載されています。

しかし、現実に、きゅうりを栽培しようとした時、施肥量が分かっても、それにぴったりの肥料を選択ができないのである。

肥料を選択しても、窒素は充分であるが、燐酸と加里が足りなかったり、その逆であったり、本に書いてあるように実行できないのである。

きゅうりを作るときは、○○○肥料を何gと、固有名詞で書いてあれば誠に分かりやすいのだが、そう言う書き方が殆どの本にされていない。

従って、個人個人、みんな自己流で、経験値でやっている。


もう少し、素人判断ができる、標準手法が確立されないものかなー。

応用はそれからでも良いのではないかと思うこの頃である。

写真は、当会コミュ二ティ農園での過日の勉強会の一こまです。