「太陽の船」 の発掘 実は?

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


去る5月20日 「静岡生活情報交換会 5月例会」 で、「ピラミットと石にまつわる四方山話」 というテーマで、静岡県蒲原在住の石材加工業 Tさんの講演を聞き、その感想を、当日の当ブログに紹介しました。


あれから一ヶ月、今日 (6月24日 金) のSBSテレビ 午後6時のニュースで、
古代エジプトの大型木造船 「太陽の船」 の発掘作業が始まった” のテロップが写出され、いよいよ始まったか、の感を深めました。


太陽の船」 は、古代エジプト王が死後、太陽の神となって天空の回廊を、昼と夜の2回、移動するためと考えられている。


一隻目は既に発掘され復元されて、ピラミット脇の博物館に展示されているという。


今回の発掘は2隻目で、早稲田大学の吉村名誉教授グループが、地中レーダを使って既に存在を確認しているという。


これだけなら何の事はないが、「太陽の船」が保存されている石室の上には、一個当たり十数トンの蓋石が、40個も被せられており、これを取り除かなければ、取り出せないという。


この作業の公募があって、蒲原で石材加工業を営む、Tさんが応募したのだという。


ただ、蓋石を取り除くだけなら、機材屋さんで良いのだが、Tさんは長年の石材加工業の経験から、石を知り尽くした知識と石の性格や命などを力説して、多くの応募者の中から選ばれたとのこと。


23日から始まった蓋石の除去作業は、Tさんの石の移動技術 (玉掛け技術)を応用して作られた機材が使われたと言う。


これから、4〜5年かけて、修復し、第二博物館に納められるという。

他では聞けない話を聞いてしまったので、今日の発掘開始のニュースは、人ごととは思えない。心から声援を贈りたい。


Tさん、大変ですが、最後まで頑張ってください。