原点回帰

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 と 「事務局」 です。

東京電力福島第一原発事故もなかなか、終息の目処がつかない、現在点検中で止まっている全国の原発の再開も簡単には行きそうもない。


そう言う中で、指導力を発揮しなければならない政治が、わけのわからない、どちらとも取れる言葉の表現の違いで、騙しあいを演じている。


誠に嘆かわしい状態が続いている。


被災地のみなさんは、非常に怒っているが、国民全体は、それほどでもない。


過日の、日本経済新聞 コラム 「大機小機」 にこんな記事が載った。

日本の政治はどこまで落ちていくのか。
民主主義の下で政治の質を決めるのは、われわれ国民の質である。
国民の質が低下すれば、必然的に政治の質は低下する。

不確実なマニフェアストを喝采し、「チェンジ」に熱狂した果てに「こんなはずではなかった」と嘆くが、本人の勉強不足だっただけではないのか。


そういう時は、日本人全員が、原点に帰る (原点回帰) 必要がないか。


日本人の本質は、勤勉・頑張り屋・お互い様・我慢の精神であり、先に光明があれば懸命に頑張る民族であった。


今、いろいろなことが混沌としているのは、国が目指している方向が明確でない事に尽きると思える。


日本人は、目指す方向が明確になれば、必死でそれをやる民族なのである。


そこが、原点ではないのか、と最近つくづく思う。