市民による、大井川用水の視察

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。

今日 (6月26日 日) は、朝方小雨がぱらつきましたが、好天になりました。

広報しまだで呼びかけた、市民環境塾 「大井川用水をバスでたどってみよう」に、応募して頂いた市民が多数、市役所玄関に集まり、午前9:00 総勢23名で出発しました。


応募者の中には、小学校5年生の美里ちゃんとお母さんもおられ、未来を担う若人への期待を込めて、主催者側も大張り切り。

本企画・実行は、しまだ環境ひろば、現地案内は、大井川土地改良区の O課長さんと、担当のOさんのふたり。


目的は、原発地球温暖化問題で、自然エネルギーの創出が注目される中、島田市には、太陽の光と、大井川農業用水があふれるほど流れています。これを発電に使わない手はありません。


そんな発想で、地域エネルギーの活用 「大井川用水をバスでたどってみよう」を企画し、「水力発電」に対する、市民レベルのムードを徐々に盛り上げよう、というわけです。


午前の部は、大井川用水の取水口である、「川口発電所」の内部を見てから南下、大井川水路橋、赤松分水工、県内初の農業用水利用の伊太小水力発電所建設予定地を見て、最後にマイクロ発電 (最小規模発電) の最有力候補の、問屋川を見学。


昼食時間を利用して、「大井川土地改良区 事務所」 で、各地域水門の自動監視システムによる、自動制御室を見学させて頂いた。


午後は、栃山頭首工、小水力発電の有力候補地 「志太榛第3分水工」、最後に、初倉・大柳公園水車場を見学して今日の行程を終了しました。


バスの中では、世界や日本のエネルギーや発電情勢、自然エネルギーの実態なども、資料をもとに説明させて頂いた。


最後に実施した、アンケート結果を見ると、殆どの市民が、大井川用水の分布やその機能を見聞して、そのスケールの大きさに驚いた、小水力発電の可能性についても理解した、と答えています。


また、今回の企画や、説明に対する評価は、全員が合格点をつけて下さり、案内をした、大井川土地改良区の職員をはじめ、当会会員も疲れが吹っ飛んでしまいました。


ご苦労さまでした。 今回計画は、今日が始まりです。


写真は、今日の見学風景です。


志太榛第3分水工 (小水力発電有力候補地) 見学

大井川土地改良区 事務所の自動監視・制御システム見学

本年9月着工予定の、伊太小水力発電所予定地の見学