川口発電所

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


昨日(6月26日 日)は、市民環境塾「大井川用水をバスでたどってみよう」
を実施しました。


概要は、昨日投稿しましたので、今後時々、見学行程を追って、見聞内容をお届けします。


今回は、最初に訪れた、大井川用水の取り入れ口である、「川口発電所」 を紹介しましょう。


いつも川根路を通ることはあっても、なかなか敷地内に入ることはありませんでしたが今回、大井川土地改良区さんの特別な計らいで実現しました。


中部電力 川口発電所」は、S33年(1958年)3月着工、S35年(1960年)運転開始、水路式 (落差式 75.3m)、最大出力 58000KW、 常時出力 19300KWで、大井川水系に13ある発電所の最下流発電所だそうである。


川口発電所に発電用水を送水するため、大井川の本流をせきとめ、塩郷ダムをS33年(1958年)に着工し、S36年(1961年)完成したとのこと。


塩郷ダムで取水された用水は、下流川根町で大井川に合流する笹間川に建設された笹間川ダム湖に送水され、一旦貯水された上で、再度トンネルで川口発電所へ送水されているという。


大井川の水は、本流には殆ど流れず、ダムから発電所へ、その一部が放流されて、またダムへ、その行程の殆どは、山の中を掘って作ったトンネルの中を流れている。

従って水の色はいつまでたっても、緑がかった、通称 ”笹にごり” である。 <何とか一部だけでも清流に再生できないか、島田市民の悲願である>


川口発電所は、使い終わった水を、大井川用水、赤松発電所、水道企業団へ配分する、分水地点でもあるという。

写真は、川口発電所を訪れた、市民環境塾生の見学風景です。