今日も、市内水路は濁水が

しまだ環境ひろば 「水とみどり分科会」 です。


島田市の平地は、猛暑好天が続いていますが、何故か水路は、水量もかなり増し、濁水が流れています。


日頃の、”ササ濁り” よりもっと濁りがきつい。


恐らく、上流の山間部で大雨が降ったのではないでしょうか? この頃たびたび放流の合図である、サイレンが鳴っています。


前にも書きましたが、大井川の水の殆どは、ダムから発電所へ、発電所からダムへ、その間をトンネルでつないで流れています。


<ダムでせき止められた水の殆どは流れず、濁った緑色をし、あたかも笹を裏返した時の色に似ているので、”ササ濁り” と言われている由縁です>


大井川を流れる水量は、10%くらいと言われています。あとの90%はトンネル内を流れています。


大井川上流の山間部では、突然の豪雨で、土砂が堆積したダムでは支えきれない濁水を、大井川に放流したり、トンネル内を流す量を増加させたりしています。


大井川と、天竜川は、今やダムや、その周辺に物凄い土砂が溜まっています。


浚渫には巨額の資金がかかります。


また、その逆に、海岸地区の砂浜はどんどん後退しており、電源開発 (大規模水力発電) の ”ツケ” がまわってきています。

ダムの寿命は、100年だという、どうするつもりだろうか。