菜の花でまちの活性化を

しまだ環境ひろば 「食生活分科会」 と 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


今、しまだ環境ひろば コミュ二ティ農園 (COOP島田店前の畑) では菜の花が、3分咲きですが、今年は開花時期になっても気温が低いためか作柄が良くありません。


満開は、今週末くらいでしょうか。


さて、菜の花は、育てて、見て、使って、楽しんだあと、廃油を回収してBDF(植物性軽油代替燃料) をディーゼル車の燃料に使い、最後まで使い切る、という循環型社会の構築にうってつけの素材です。


「しまだ環境ひろば」 では、3年間、これにトライして今日に至っていますが、確かに事業になるまでにはいきません。


菜種油の収入 (会員斡旋) では、種代・肥料代・搾油代がやっとで、とても人件費までは出ません。


しかし、昔は、菜の花と稲作を組み合わせて、菜の花を楽しんだあと、緑肥として土にすき込んでいたのを思い出します。


今、人手不足もあって、稲作のあとの田んぼは、半年余り放置されていますが、ここに菜の花を植え、菜種を取って菜種油を搾油し、使ったあとの廃油からBDFを精製して、ディーゼル車に使う。


当然ながら、菜種の収穫後の菜の花は、土にすきこんで、肥料代の節約をする事は言うまでもない。


当会の仲間である、焼津市の、(有) Y陸運さんの、Iさんは、これを事業化しようと、真剣に考えています。


現在、Iさんは、運送会社を経営するかたわら、食用油の廃油を回収し、自社の精製機で精油し、自社のトラックに使用しています。


廃油の回収に苦労しています。


何とか、これを地域エネルギー創出事業として、地域を挙げて、これをものにできないものか。


トータルシステムにすれば、島田市に散在している休耕田を使ってできるのではないか、と思う。


そうすれば、まち全体で、菜の花を育てて、見て、楽しむことができます。


また、まちが菜の花で包まれれば、観光客も呼び込むことができ、まちが活性化すると思うのだが。