太陽の船 発掘の話を島田で

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (4月20日 金) は、「生活情報交換会」 月例会に参加しました。


今日のテーマは、「NPO太陽の船、復原プロジェクトに参加して」 と題して、エジプト クフ王のピラミッド、”第二の太陽の船の石室の発掘” に取り組んだ、石工職人、Tさんご本人の話でした。


<普通 ふくげんは、復元と表するが、この場合は、「復原」を使う>


太陽の船」 は、エジプト クフ王が、来世で天空の回廊を巡回するために、死後一緒に埋葬された船だという。


第一の船は既に発掘が完了し、組み立てられて、ピラミッド脇の博物館に展示されている。


今回は、第二の太陽の船で、日本部隊 (早稲田大学 吉村教授を中心にしたプロジェクト) にこの発掘が任されたが、一番の難題は、石窟の上に乗っかっている巨大な石蓋40個 (一個 5トン〜18トン) をどう取り除くか、だったという。


この難題に取り組んだのが、静岡市清水区在住の石工業 Tさん です。


石工 Tさんは、持ち前の情熱と、これまでの石材の移動技術を駆使して、見事石蓋を取り除いて、無事、「第二の太陽の船」 の発掘を終えたという。


実際には、船は分解されて、部品の状態で保管されていて、これからこれを組み立てて、第一の太陽の船の横に展示されるとのこと。


今日は、その苦労話を沢山聞くことができました。


太陽の船の発掘の華々しい話は、これからもいろいろな場で聞くことはできるでしょうが、現場の苦労話はなかなか聞くことはできません。


講演終了後、Tさんに、島田市での、市民環境塾 「エジプト 太陽の船発掘と環境の話」 の講演のお願いをしたところ、快く引き受けて頂きました。


今年中に、Tさんの都合に合わせて、是非開催したい。


市民のみなさん、是非その節は、多くの方のご参加をお願い致します。


写真は今日の、講演の様子 (参加者は40名弱) で、みんな真剣に耳を傾けていました。