シェールガス

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


世の中は、原子力発電所の再開問題で、揺れに揺れています。


一方で、火力発電所は、フル稼働し、いまや二酸化炭素 (CO2) の排出量などは話題にもならない。


今日 (4月21日 日) の日本経済新聞の一面に、「シェールガス革命」の記事が踊った。


シェールガス


■ 頁岩 (けつがん シェール) と呼ばれる固い岩盤層に含まれる天然ガス

■ 埋蔵量は、従来の天然ガスに匹敵する量が残存しているという。

■ 水の圧力で、岩盤にひび割れをつくって掘り出す技術が開発されて、アメリカでは、天然ガスの生産量の23%に急増しているとのこと。

■ 但し、物凄い量の水を使うこと、CO2の排出量が、従来の天然ガスに比べてかなり高いことなどがネックになっているようです。


日本は、世界最大の、天然ガスの消費国である。


原子力発電所の停止に伴い、液化天然ガス (LNG) の輸入が急増しています。


液化天然ガス LNG>


■ 従来の天然ガスを、タンカーで運びやすくするために、摂氏マイナス162度に冷却し液状にしたもの。

■ 体積を1/600にして、大量輸送が可能になった。


■ 日本に持ってきて、再び気化して、火力発電所や都市ガスの燃料として使っています。


いずれにしても日本は、天然ガスは、最大の関心ごとであり、世界の天然ガス動向から目が離せない。