7月から、再生可能エネの買い取り制度開始

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


7月より、いよいよ、再生可能エネルギーの全量買い取り制度が始まります。


一般家庭を始め、電気の使用者に、その使用量に応じて公平に、電気料金に上乗せされて、毎月電力会社から請求されます。


既に太陽光発電から余った電力は、電力会社が買い取って、その費用を電気料金に上乗せし、毎月の「電気ご使用量のお知らせ」 で請求されている事はご存知の通りです。


太陽光発電を設置する家庭や企業がドンドン増えていますので、これからこの付加金は、ドンドン上がってきます。


更に、7月からは、風力・地熱・中水力・バイオマスなど、再生可能エネルギーからの、全量買い取り制度が始まりますので、更に上がってきます。


政府は、初年度は、標準家庭で、月120円 (年間 1440円)くらいの負担増になると言っていますが、将来は10〜20倍くらいまでは覚悟を要すると思う。


日本の発電量全体に占める再生可能エネルギーの比率は、約9%(2009年度) このうち8%は大規模水力発電が占めています。


太陽光発電風力発電が、かなりのスピードで普及していますが、全体のまだ1%の世界です。


従って、原子力発電の30%を、再生可能エネルギーでカバーするには、現在の30倍規模まで伸ばさなければ原発をカバーができない。


そんなに簡単な話ではないのである。


付加金のアップ、消費税の増税社会福祉保険料の値上げなどなど、堪えきれるだろうか。