再生可能エネ負担、8月徴収開始

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


去る7月1日から、 「再生可能エネルギー全量固定価格買い取り制度」 が始まり、毎月各電力会社から送られて来る、 「電気のご使用量のお知らせ 7月分」 に反映されて請求が開始されます。



政府は、標準家庭で、月87円と発表しています。



詳しく言いますと、2012年7月より、再生可能エネルギーによって発電された電気について国の法令 (「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」) に基づき、再生可能エネルギーによって発電された電気について、国が定めた単価・期間で電気事業者 (電力会社以外に新電力・特定電気事業者も含みます。) に購入を義務付ける制度 (以下「固定価格買取制度」といいます。) です。


固定価格買取制度は、再生可能エネルギーを育てることを目的としており、電気事業者が購入に要した費用については、電気を利用する全ての需要者に、賦課金として、電気のご使用量に応じご負担させるものです。


一方、太陽光発電からの余剰電力 (太陽光発電設備により発電される電気のうち、自家消費されずに余った電気) については、2009年11月より施行された 「余剰電力買取制度」 に基づき国が定めた単価により購入し、これも電気を利用する全ての需要者に 「太陽光発電促進付加金」 として既に請求されています。


各電力会社のホームページで、2つの制度による請求が、合算されて請求されるのか、別々に表示されて請求されるのか、書いてありません。


いずれにしても、もう直ぐ、7月分の、「電気のご使用量のお知らせ」 が届きますので、注意して見てください。