9月度の「電気ご使用量のお知らせ」 を見て

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


9月分の、電気ご使用量のお知らせが、中部電力から届きました。


昨年の9月分の、電気ご使用量のお知らせを取り出し、内訳を対比してみました。


■ 「燃料調整額」 が、昨年同月比で、2.6倍に跳ね上がっていました。

  ◆ 電力会社は、燃料費予算を超えた分は、燃料費調整額として、電気料金に上乗せする事が出来るようようになっています。(予算を下回れば減額もあり)

■ 「再エネ発電促進賦課金等」 も昨年同月比で、5.6倍に跳ね上がっていました。

  ◆ 再生可能エネルギー全量買い取り制度がスタートし、電力会社は買い取り義務を果たし、その分を電気の消費者に、上乗せて請求できることになっています。

  ◆ 現在は、電力発電量に占める、再生可能エネルギーの比率は、全体の1%ですが、これが25%くらいになった時は、どれくらいの電気料金の上乗せになるのでしょうか?


まだ、政府はそれを発表してません。


まだまだ金額が小さいので、気に留めない人が多いと思いますが、再生可能エネルギー比率が増えていくに従って、どんどん上がっていきます。


原発廃止、再生可能エネルギーでそれを補う事を決めた、ドイツでは、電気料金の値上げが、庶民の暮らしを圧迫し始め、中身の見直し (買い取り価格の値下げなど) をしているようです。


政府は、将来の電気料金の値上げ予測や、再生可能エネルギーによる発電量予測を早く発表すべきと思います。