市民活動で、この頃思うこと

NPO法人 しまだ環境ひろば 「5つの分科会」 と 「事務局」 です。


しまだ環境ひろば は、5つの分科会 (水とみどり・ごみ・エネルギー・食生活・環境教育) で構成しています。


それぞれが、予算を持って、活動を企画し、実行を主導しています。


会の目的は、究極的には、環境問題の解決に置いていますので、点から線へ、線から面へ拡大しながら課題の克服を要するわけですが、なかなかうまくいきません。


点に着手しても、線への拡大ができないのです。ましてや線から面への拡大は思うようにはいきません。


例えば、ある場所の放置竹林の整備に取り掛かっても、整備を終えた竹林を地主さんに保全を託して次の荒廃竹林に移動できれば良いのですが、引継ぎが出来ないのです。(竹林は、一年放置すれば、また元の荒廃竹林に戻ってしまいます)


要は、放置竹林の再生ルール (整備後の竹林を誰がどう保全していくのか)
が確立されていないのです。


このルールづくりをやるのは、誰なのでしょうか?


生ごみの堆肥化問題、里山(森・竹林・果樹園・畑・田んぼの耕作放棄地)の荒廃問題、地域エネルギー創出問題などなど、市民 (市民団体) が取り組んできた諸活動の多くが、ものになっていません。


各団体とも、良くやっているのですが、点の活動の域を脱していません。


勿体無い話です。 団塊世代のリタイヤー組が急増し、地域社会には、有能な人材が沢山出てきました。


この人達の一部が、これから市民活動に参加してくるわけですが、何とかものになるような環境を整えたいものだ。


そろそろ、自分達のやっていることが、面の活動になっていき、いつの日にか市民生活に定着するにはどうしたら良いか、市を交えて抜本的に考え、行動に移すときではないか、と痛感する今日この頃です。