蓄電池の普及がカギ

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


電力会社は、電気の需要のピークに対応した発電設備を保有し、停電が無いように常に発電しています。


電気の需要は、真夏と厳寒にピークがくることや、一日の時間帯の中でも昼間がピークになり、それ以外は電気は余っています。


一方、電気は大規模に蓄電できないために、調節ができず、そこでピーク時の節電や、ピークシフト (昼間から夜への需要移動) などの要請が出てきます。


今日 (1月16日 水) の日経朝刊一面に、T社が、”家庭用の蓄電池を束ねて、電力の供給を調整する大規模な情報システムを実用化する” と報じました。


すなわち、ピーク時の前に、安い夜の電力を家庭用の蓄電池に蓄えて、そこから電力会社が自由に電気を調達するというもの。


現在、国は、蓄電池の普及を後押ししています。


このシステムが実用化されれば、電力会社の発電設備への投資も抑制でき、電気料金も引き下げが可能になり、家庭も蓄電池のコスト回収も容易になります。


すごい構想です。

蓄電池の普及と集中管理システムの構築がカギである。