地域に於ける、小水力発電拠点づくり

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


昨年12月 静岡県は、「農業水利施設を活用した小水力発電に関するガイドライン」 を発表しました。


その半年前 (平成24年3月19日) 「静岡県農業水利施設を活用した小水力等利用推進協議会」 を設立し発足しました。


しまだ環境ひろばは、本協議会の正会員となっています。


協議会では、2つのプロジェクトの立上げを検討し、(1) は既に立ち上がりました。

(1) SPC(特別目的会社) 設立検討プロジェクト
(2) マイクロ水力発電を活用した地域づくりの検討プロジェクト


(1)に関しては、水力発電等候補地検討プロジェクトも立ち上がり候補地がリストアップされて、現在10ヶ所の調査が開始されています。


ところが、(2)のプロジェクトの設立の動きがまだありません。


しまだ環境ひろばでは、(2)のプロジェクトに参画し、地域の拠点づくりを目指したいと思い、設立を待っています。


静岡県が発表した、冒頭のガイドラインは、小水力発電の建設・運営について次の3つに区分しています。


◆ 行政建設型

◆ 土地改良区建設型

◆ 民間建設型


地域の拠点づくりは、先ずは、「行政建設型」 に該当することになりますが、自分のところでやりたいと、手を上げる自治体がないのが、現状のようです。


積極的に手を上げる自治体がなければ、県のどこかの場所をモデルケースとして選定し、とにかく1ヶ所立ち上げるプランを早急に進めてほしいものだ。


そこが、島田市でなくても、しまだ環境ひろばとしては、最大協力していきたい。


その成功例をもって、面の拡大を計っていけば良いと思う。


今日 (2月14日 AM) は、O土地改良区さんと情報交換会を行いましたが、自治体 (県・市) から話があれば協力したいとの事。


とにかく、お互いに待ちの姿勢ではなく、積極的に自ら打診していく、能動的姿勢で、地域の小水力発電拠点を作り上げたいものだ。