第二次島田市環境基本計画発令

NPO法人 しまだ環境ひろば 「5つの分科会」 と 「事務局」 です。


この程、「第二次島田市環境基本計画」 が発令されました。


平成17年に発令された 「島田市環境基本条例」 は、市長に対して、 市民及び事業者の意見を尊重した、「環境基本計画書」 の策定とその実行を命じています。


第一次環境基本計画が策定され、実行が開始されてから今年で10年経過し、去る7月より、第二次環境基本計画策定市民会議が5回に渡って開催され、パブリックコメントの公募を経て、この程発令に至ったものです。


第一次環境基本計画が物理的分野別 (水とみどり・ごみ・エネルギー・食生活・環境教育) に、目標や施策が書かれていましたが、第二次環境基本計画は、機能的分野別 (自然環境・生活環境・資源循環・地球環境・環境教育)になりました。


取組や施策は、第一次計画と同様に、市・市民・事業者ごとに書かれていますが、市民の取組は、環境問題に特別関心を持っている人ではなく、あくまで一般市民を対象にし、参加・協力・努力など受動的 (受けて動く) なものになっています。


残念ながら、第一次計画書に書かれていた、市民自らが企画し、実行するような ”能動的取組” 記載は殆どなくなりました。


これまで ”能動的役割” を担ってきた市民環境団体が、高齢化や後継者難で行動力を失ってきており、島田市の市民による環境活動はこのままでは活力を失っていくのではないかと大変に気がかりで、危機感を感じています。


環境基本計画の上に存在する、「島田市総合計画」 でも、市民の先頭に立って活動している、NPOや市民団体を育成し、市の活性化の維持の必要性を強調しています。


また、総合計画では、市と市民と事業者の ”協働” を強く前面に打出しており、NPO・市民団体の育成は急務です。


市民側も、非建設的な、”反対のための反対” は絶対にやるべきではなく、お互いに ”信頼感” を持ち合えるような関係を再構築する必要があると思います。


写真は、この程発令された、「第二次島田市環境基本計画」 と 「第一次環境基本計画 平成24年度版環境報告書(白書)」 です。