”空家” 予備軍がいっぱい !!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (2月2日 日) は、午後から雨も上がり、気温も上がって一気にぽかぽか陽気となりました。


郊外では、親子やご夫婦の散歩が目立ちます。


道すがら、驚いています。


あっと言う間に、”新築の小住宅” が増えています。


一昔前は、稲荷町・向谷町・中溝町は、旧島田市街の郊外として、田園風景が広がっていた地域です。


近年そこに、住宅建設が始まりましたが、住宅の合間には、まだまだ一反前後(300坪) の田畑が散在し、みどりも残っていました。


ところが、昨年来、住宅の合間に散在していた一反くらいの田畑に、物凄い勢いで住宅建が増えていることです。


多くの住宅は、モダンな若い人向けの住宅が大半です。


恐らく、親との同居を避けた子どもを抱えた若夫婦でしょう。


住宅の合間の狭い田畑ですから、キチット区画整理した土地ではなく、曲がりくねった畦道が境界線となり、そこに新しい住宅道をつけているので、一部は迷路のようにもなっています。


原因は、


■ 農家のお年よりが管理してきた住宅街の中にある田畑が、高齢化により休耕したり、耕作放棄地になり、土地を手放した。


■ 子ども達への資産分け (相続・贈与) のため土地を処分をしている。


■ 4月から始まる消費税の駆け込み需要のため。


新築住宅が増えている一方で、全国的傾向ですが、島田市でも、市街地、郊外の区別なく、”空家” が増えています。


また、若い人の新築住宅が増え出したその裏で、”高齢者だけが住んでいる住宅” 将来の、”空き家の予備軍” が凄い勢いで増えているのです。


新築と、空家と、その予備軍の高齢者住宅、変な組み合わせです。


空家や、高齢者住宅の中には、まだまだ立派な構えの家がいっぱいあります。


何とかならないのだろうか。


日本の人口は、近い将来、減少に転じます。


島田市も例外ではありません。


その対策は、「企業や団体の誘致」 による雇用増と、「子育て支援対策」 だと思う。


庭付きの立派な、「空家」・「空家予備軍」 などの活用はできないだろうか。