京セラ フィロソフィーに学ぶ

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


去る2月9日(日) NHKテレビ BSプレミアム 午前11:15 100年インタビュー 「経営者 稲盛和夫」 ”独自の経営哲学に迫る” を見ました。


1時間45分にわたって、京セラ創業者の 「稲盛和夫氏」 の経営哲学をテーマにしたインタビュー番組でした。


京セラには、「京セラ フィロソフィー」 なるものがあり、ポケットに入る大きさの手帳に書かれて、全社員がいつも肌身離さずもって、社員はそれを常に復唱していると言う。


日本航空」 の経営建て直しを請われて経営に携わった時、本来の経営改革よりも先に、役員を含めた全社員の気持ちや、考えや心の改革に着手したと言う。


どんなに良い経営改革をやっても、社員の心や気持ちが一緒になり、一つの方向に向かなければ、経営改革などできない、という。


京セラフィロソフィー(手帳) には、

◆ お客様第一主義を貫く
◆ 素直な心をもつ
◆ 感謝の気持ちをもつ
◆ 常に明るく


などなど、当たり前のことが、何十項目にわたって書かれています。


経営再建会社の、「日本航空」 では、最初は、こんな常識的なことを受け入れる社風が全くなかった。今さらやることではないよ、子供騙しだ、と言って受け入れられなかったと言う。


しかし、とうとう、「手帳 日本航空フィロソフィー」 を新経営陣と社員が作り上げ、全社員が、これを持って仕事をし始めたと言う。


日本航空」 は、再建がなり、借金の返済、一部再上場し、見事に復活を果しました。


過日、「しまだ環境ひろば」 の今後のあり方を話し合うため、「意見懇談会」 を開催しました。


会員の減少、士気や熱意や共同意識の低下、資金力の低下などの問題が出始めたのでそれを話し合う場でした。


席上の最後に、


◆ ねぎらいや感謝の気持ちを表そう (おはよう・こんばんわ・ご苦労様・大変だったね、などの声かけ運動)

◆ 批判から行動へ


などなどの励行を呼びかけましたが一蹴されてしまいました。


今さら何よ、子供でもあるまいし、


わかっていて実はできていない、のがこういうことなのにな。


会を明るく、前向きなものにするために、大切な事なのだが。


稲盛和夫の、番組での最後の言葉 


「笑顔を忘れない、素直な心をもつ、感謝の気持ちを持つ」 わかっていて、実は何もできていない。 これができて初めて経営の改革ができるのだ。