NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。
新東京都知事は、原発依存度を減らしながら、エネルギーの最大消費地である東京で、2020年には、再生可能エネルギー比率を20%まで高めることを表明しました。
そのための研究投資の増額にも言及しました。
その方法の一つとして、「藻がつくるバイオ燃料」 を上げました。
最近、軽油などに代わる次世代の燃料として、藻がつくるバイオ燃料が話題となっています。
バイオ燃料は、今はトウモロコシやサトウキビなどからつくる ”エタノール” が主流ですが、作物を原料としているので、穀物価格の高騰を招き問題となっています。
そこで、「藻」 が注目を浴びているのですが、藻は光合成をしながら油をつくり、ディーゼル燃料を取り出せると言う。
なぜ、藻が油をつくりだせるのか? 藻は、水に含まれる塩類や窒素の濃度や水温が変わると、ストレスを感じて脂質を蓄え始めるのだと言う。
ただ全ての藻が油をつくるわけではなく、バイオ燃料に向いている藻の探索と研究が活発になっていると言う。
量産には、プールや、水路、槽などで育てる方法が有望で、消費地の東京でも充分可能性がありそうだ。