油桐

NPO法人 「水とみどり分科会」 と 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


支那油桐 通称:オオアブラギリ) の種をほしいというグループがあり、今日 (4月11日 木) は、採集に出かけました。


支那油桐とは、原産地は中国で、トウダイグサ科の、桐の木で、成長が早く、戦時中の油が不足する時には、この木の実を搾油して、灯油代わりに使ったり、唐傘の塗り油にしていたようだ。


精油すれば、A重油軽油の可能性もある。


一方、南洋油桐 (通称:ヤトロファ) は、原産地が南アメリカで、東南アジアでは栽培・搾油がかなりの規模で始まり、既にBDF(非食用のバイオディーゼル燃料) として製品化されています。


支那油桐の木は、島田市でも広く自生しており、しまだ環境ひろばでは、既に栽培実験は終えています。


春に、真っ白な花を付け、秋に実を落とします。 それを採取して実を取り出し、搾油するのですがまだ、A重油までの実証がされていません。


今日の採取は失敗しました。 秋に落とした実が冬を越して実が腐っていました。


採取は、秋の実が落ちる時が、タイミングです。


何とか早く、A重油までの実証をして、放置されている里山を使って栽培し、BDF燃料までもっていきたいものだが、その壁を突破できずにいます。


製品化に向けて、科学的実証ができた、という情報もありますが定かではありません。


写真は、今日の作業です。