油桐の種を植え付けました。

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」と 「水とみどり分科会」です。

昨日(2月21日 日)は、底の抜けた一本足の竹鉢を孟宗竹で60ヶ程作り、それを持って大津地区の北東に位置する、F山に移動して、地主の了解の下で、”支那油桐”という木の種を60ヶ所、植え付けました。

老木を伐採したひろばに、5m位の間隔を取って、竹鉢の一本足を土に打ち込んで固定し、その中に種を2つ入れて土を2cm程被せて作業は完了。

支那油桐という木は、島田市の山すそに広く自生しており、昔は実を搾って合羽や唐傘の塗料として使っていたようですが、化石燃料からできるペンキの大量生産が始まってから、すっかり影を潜め、今では全く見向きもされない木になっています。
しかし最近になって、地球温暖化問題から、バイオ燃料が注目を浴びだし、各地で、油桐(支那油桐・南洋油桐)の栽培が始まっています。
油桐は、成長が早く、4〜5年で、大量の実をつけ、搾油してA重油が取れるようになり、温室の燃料や、精油する事によりBDF(バイオディーゼル燃料→ 軽油で走る車ならそのまま使える)として使う事が出来ます。

事業化までにはかなりのハードルはありますが、可能性は充分あり、地域エネルギーの開発促進の面から、実験してみる価値は大いにあります。

木は落葉樹で、5月には白いきれいな花もつけますので、観賞用にもなります。島田市で関心のある人達で、「普及会」を立ち上げたいものです。
関心のある方コメントください。待っています。

写真は、一本足竹鉢と、支那油桐の種の植え付け作業、支那油桐の木の花です。