バイオマスタウン構想

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

みなさん、最近 注目を集めている  バイオマスタウン構想”  という計画をご存知だと思います。


いわゆる、森林の中で放置されている間伐材や、家庭や事業所から出てくる生ごみ、家畜小屋からでる排せつ物など、生物由来の有機資源 「バイオマス
を活用して、燃料や電力や肥料などを生み出そうとする構想です。


今年度まで、手厚い助成もあって、昨年11月現在、全国286の自治体が、手を挙げ、実行に移しつつありますが、採算面などで行き詰る自治体が多いとのこと。


要因は、作り出した製品の販売先が見つからない、バイオマスの安定供給が得られない、など事業計画の基本的な甘さに起因しているようです。

この結果、23年度以降の国の予算は大幅カット(事業仕分けの対象) されそうです。

化石燃料の大量消費の社会から、 ”再生可能エネルギー” 活用の社会へ移行するための重要な手段であり、大変残念なことです。


島田市では、この構想にエントリーはしていませんが、再生可能エネルギーの活用の見地から 生ごみの資源化」 や  水の都である島田市の特長を活かした 「水力発電 は、うってつけの素材であり、失敗事例を充分参考にしながら、何とか物にしたいものだ。

バイオマスを活用した、循環型社会構築図 (出所:農水省