ＮＰＯ法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。
平成２４年 （２０１２年） ７月、「再生可能エネルギー 固定買い取り制度」 がスタートしてから１年数ヶ月が経過しました。
電力会社が固定価格で買い取った価格は、電気の使用者 （企業や家庭） の電気料金に公平に上乗せされて請求されています。
何しろ、１０年〜２０年固定価格で買い取るわけですから、利益が出れば企業は黙ってはいません。
設置事業者が買い取り価格が一番高い太陽光発電に殺到し、すっかり太陽光発電に偏ってしまいました。
経産省は、太陽光発電の偏重を見直すべく、今年に続いて来年度も太陽光の固定買い取り価格を２年連続して下げる事を決めたようだ。
一方、風力は、再生可能エネルギーの柱に育てるべく、買い取り価格を引き下げると言う。
中小水力は、固定価格の据え置きか、普及を促す価格になりそうだ。
中小水力の固定買い取り価格が据え置かれている内に、島田市でも何とか早く1ヶ所ものにしたいものだ。
■ 現在 （平成２５年度） 再生可能エネルギー固定買い取り価格と期間
◆ 太陽光 10kW以上 10kW未満
調達価格： 37.8円（36円+税） 38円（税込）
調達期間： 20年間 10年間
◆ 風力 20kW以上 20kW未満
調達価格： 23.1円（22円+税） 57.75円（55円+税）
調達期間： 20年間 20年間
◆ 水力 1,000kW以上30,000kW未満 200kW以上1,000kW未満 200kW未満
調達価格： 25.2円（24円+税） 30.45円（29円+税） 35.7円（34円+税）
調達期間： 20年間 20年間 20年間
◆ 地熱 15,000kW以上 15,000kW未満
調達価格： 27.3円（26円+税） 42円（40円+税）
調達期間： 15年間 15年間
