賞味期限と食品ロス

NPO法人 しまだ環境ひろば 「食生活分科会」 です。


農林水産省のホームページには、賞味期限と、消費期限について次にように書いています。


消費期限って?


お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。消費期限内に食べるようにしましょう。



賞味期限って?


ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。


食品業界には、賞味期限までの期間の1/3を過ぎると小売店に出荷せず廃棄する習慣があり、大量の食品が無駄になっているので、納品期間を1/2に延長した実験をやったとのこと。


3月25日、農林水産省は、食品業界の習慣を適正化するだけで、食品廃棄物の削減がかなり期待できると発表しました。


2010年度に発生した食品廃棄物の量は1713万トンで、うち食品ロスは500万〜800万トンと推計されているという。


食品の安心・安全の見地から、食品の賞味期限・消費期限を守る事は必要ですが、一方で、大事なものを犠牲にした食品ロスを見逃す事はできません。


業界も、消費者も賢く生活することが肝要です。