生ごみの堆肥化市民活動団体が、次々と消える

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


去る3月25日の、「島田市ゆめ・みらい百人会議 全体会」 の席上でも発言したように、島田市で、”生ごみの堆肥化活動をしている市民団体” のいくつかが解散し、今や残っている団体の活動も風前のともし火である。


嘗ては、島田市生ごみの堆肥化市民団体は、6つくらいあり、それぞれが一通り完熟堆肥を作るまで、技術的には達しており、新しい会員には懇切丁寧にノウハウを伝授してきました。


新しい会員もそれなりに環境問題に関心のある市民であったが、”生ごみの発酵” という作業は、”ヌカ漬け” と一緒で、ちょっと手を抜くと異臭を放ち、生ごみは更に、各種のハエが発生し、新人はまいってしまうのである。


これを乗り越えた会員が、完熟堆肥を自家製造して、自分の畑にうまく使い、燃えるごみの削減に貢献しているのである。


そういう市民や、市民団体が、高齢化や新入会員不足で、消えていっています。


市は、”生ごみの分別収集は、課題が多く実施は考えていない” との回答である。


助成金制度が用意されている、「生ごみ処理容機」 の普及率も落ちてきました。


せめて、市民農園や自家菜園をもっている市民くらいは、自分の畑を自分で作った堆肥を使い、安心で安全な野菜づくりをやるように、意思のある市民や市民団体を応援すべきではないか。


島田市ゆめ・みらい百人会議 エコまち未来プロジェクト」 では、生ごみの資源化の具体的な方策を探っています。


写真は、NPO法人 しまだ環境ひろば 「さんさんボックス法」 による堆肥化活動の一こまです。