野菜・茶業研究所(金谷)一般公開を見学

NPO法人 しまだ環境ひろば 「中溝町コミュニティ農園 担当」 です。


今日 (9月20日 土) は、 「農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 (島田市金谷)」 の、一般公開に参加しました。


茶業試験所は、前から知っていたのですが、野菜茶業研究所が、金谷にあることは全く知りませんでした。


訪ねてみると、「お茶の郷」 のすぐ近くで、栽培やその研究用の土地・建物をかなり広く所有している研究所であることがわかりました。


ホームページを開いてみると、わが国の農と食に関する研究開発を行う中核的な機関であり、先導的・基盤的な研究開発による農と食のイノベーションを通じて社会の発展に貢献している機構であるとのこと。


農業を競争力のある魅力的な産業とするための技術開発を行い、安全・安心な食料の安定供給と自給率の向上への貢献、また農業の生産性と安全性を向上させコストの低減に資する研究開発、新需要を創出し農と食を結ぶマーケットイン型で農産物の高付加価値化に資する研究開発を行っているとのことがわかりました。


去る7月15日の静岡新聞朝刊中部版 19頁 に、同所のM主任研究員が、緑茶に含まれるカテキンの内で、体の免疫力を高める作用があるとされる、「エピガロカテキン」 が水出し煎茶で特に有効であることを突き止めた、と紹介されました。


今回訪問の目的は、Mさんにお会いして、お茶の効用や今回発見の経緯や苦労話、使い方などの講師 (静岡・生活情報交換会 例会での講演) を依頼することでした。


快く引き受けてくれ、来年の講演のお願いをしました。


今日は、日本茶の海外輸出の動向とその取組み、病害虫の実物観察、世界のお茶などを勉強しました。


セミナーで、お茶の輸出額が、50億円(年間)で、数年前の1.5倍に伸びているとのことですが、世の中の他の産業の輸出額と比べて、その規模の小ささに驚きましが、逆に可能性も感じました。


是非、日本茶の海外輸出の拡大に向けて頑張ってもらいたい。


たまには、研究所公開も良いもので、参考になりました。