NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。
昨日 (9月23日 火) 、国連気候変動首脳会議 「気候変動サミット」 が、ニューヨークで開かれたことを、新聞各社やテレビが大々的に報じました。
参加国 162カ国中、首脳が参加した国は、120カ国で、関心の深さがうかがわれます。
今回のサミットは、今年12月、ペルーのリマで開催予定の、COP20 (国連気候変動枠組み条約締結国会議) のキックオフのような会議だという。
来年末 (2017年) にフランスのパリで開く、COP21で、全ての国が参加した場で合意が得られるかが鍵であると言われています。
今サミットは、日本からは、安倍首相が参加し、発展途上国への支援など日本の貢献を強く訴えました。
世界第2位の、温暖化ガス排出国の、米国は、漸く排出削減目標を発表しています。
世界第1位の、中国は、温暖化ガス排出削減目標を来年の早い時期に提出することを約束していますが、今回も、首脳は出席していません。
今回出席した中国の副首相は、都合の良い時は、GDP世界NO.2を誇示しながら、都合の悪い時は、発展途上国を装って、先進国の支援を要求するという強かな演説をしました。
中国も、自国を襲っている、集中豪雨や、北京の空気汚染などで、温暖化ガスの排出削減はやらざるを得なく、重い腰を漸く上げました。
とにかく、異常な気候変動は、温暖化ガスの排出が起因していることは間違ないわけで、全世界の全ての国が、温暖化ガス排出削減目標を持って、みんなで協力して実行していくことを約束しなければならない。
日本は、原発問題を抱えて、未だ排出削減目標を決めかねていますが、意欲的な目標設定が待たれます。
また、日本においては、温暖化ガスの排出削減は、企業や行政は頑張っていますが、問題は家庭での排出量が増え続けていることが問題です。
自分の家のエネルギーの使い方をじっくり考えてみよう。