市から、「ごみ」 という文字を一掃する試み

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


去る9月21日 日経新聞 朝刊 コラム 時流・潮流に、「地方にあふれる資産」 という記事が掲載されました。


 ■ 香川県の西部 愛媛県に近い位置にある、「三豊市」 で、2018年春から、
生ごみ” と ”紙ごみ” を分別して、堆肥と固形燃料化を目指すという。 三豊市の人口は、7万人弱で、島田市の7割ほどの市である。


 ■ 大型のトンネルコンポスト (奥行 35mのトンネル状の処理設備) を10本
設置する。


 ■ これまでの燃えるごみのほぼ全量が再資源化されるという。


 ■ 家庭からでる、ガラスや陶器の破片は、砕いてコンクリート材などへの素材化を
検討中。


これらの実行で、一般家庭からでるごみ ゼロ化を実現し、同市の広報誌から、「ごみ」 という文字を一掃する条例を制定するという、徹底ぶりだ。


ごみを 「資源」 という言葉に置き換え、「ごみ」 という言葉を追放してしまおうという試みだという。


島田市では、溶融炉で、燃えるごみを焼却しています。


燃えるごみの袋の中には、生ごみ・雑紙・布・プラスチックなどなど雑多なものが入っています。


市民は、燃えるごみが資源となることは認知していますが、ほとんど何でも燃えるごみの袋に入れれば回収してくれ、家庭も街も、綺麗で調法で、やや環境面で後ろめたさを感じながら、便利さを享受しています。


しかし、これは、莫大な経費 (燃料費・管理費など) と 環境保全を犠牲にしていることは否めません。


今、しまだ環境ひろばや、「島田市ゆめ・みらい百人会議」 で、どうしたら、燃えるごみを減量できるかを検討していますが、これは市民の協力なくしてできません。


地道に、その策を市民に訴え、協力できるところから始めるしかありません。


ごみの先端都市は、ごみは出さない、燃やさない、埋め立てないを基本として実行しています。