生ごみ実証実験協力家庭に、アンケート調査

NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみの堆肥化 担当」 と 「事務局」 です。


しまだ環境ひろばでは、市のまちづくり支援交付金を利用して、「生ごみの堆肥化実証実験」 を7〜9月の3ケ月間、毎週 月・金の2回、11軒の生ごみの分別家庭の協力を頂いて実施し、このほど終了しました。


この後、完熟堆肥化にトライしたり、できた堆肥の成分分析をしてまとめを行い、結果報告をしていきますが、生ごみ分別に協力していただいた家庭のアンケート調査結果 (アンケートの回収は10軒でした) が纏まりました。


今、島田市は、燃えるごみは、溶融炉で燃料を使って焼却をしており、普通の家庭では、生ごみも雑紙も、”燃えるごみ” なら一緒のごみ袋に入れて、ごみ収集車に持って行ってもらうのが一般的行動です。


アンケートの詳細結果は、別途報告をしますが、アンケートに回答した10軒の、実験終了後の感想として、「今回は3ヶ月の実験でしたが、もし年間を通じて生ごみの分別収集を始めるといったら、あなたの家庭ではどの程度分別が実行できると思いますか?」 の問いに、


 ◆ ほぼ実行できる  7軒 (70%)

 ◆ ある程度実行できると思う  3軒 (30%)

 ◆ あまり実行できない、ほとんど実行できない、はゼロでした。


また、あなたの家庭では、台所の生ごみの処理についてどのようにお考えですか?

 ◆ 台所の生ごみは、燃えるごみだから、燃えるごみとして処理すればよい。  0軒  (0%)

 ◆ 台所の生ごみが堆肥としてリサイクルできるのであれば、多少の手間がかかってもリサイクルした方がよい。  10軒  (100%)


今回の生ごみ堆肥化実証実験に協力願った家庭であり、かなり環境意識が高い家庭でもあると推定されるので、やや偏りはあるが、生ごみの分別には、予想以上の理解を示したと言えます。


過日、「島田市の循環型社会を考える会」 が実施した、小学校5〜6年生の家庭を対象とした、アンケート調査でも、95%以上が、 ”分別に手間がかかってもきちっと分別すべきである” と答え、やると決めてくれたら協力する” と言っています。


今後の、島田市のごみ行政を考えるとき、市民がどう考えているかは重要な与件であり、2つの調査結果は傾聴に値すると思います。


市民が、何に、どう協力すれば、市のごみ行政はこう変わります、を示す必要があると思う。