NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。
先般、政府から発表された、「2030年度の日本の望ましい電源構成案」 は、再生可能エネルギーの割合を現在のほぼ2倍のレベルまで引き上げる、としています。
再エネ 石油 LNG 石炭 原子力 単位:%
2013年 10.7 14.9 43.2 30.3 1.0
2030年 22〜24 3 27 26 20〜22
今日 (7月2日 木) 日経新聞朝刊 13頁 コラム欄に、「メガソーラー選別の波」 の記事が掲載されました。
大規模太陽光発電 (メガソーラー) の固定買い取り価格が、7月1日より、引き下げられて、発電事業への優遇策がなくなったとのこと。
メガソーラー事業への参入が相次いだが、ここにきて選別の波が押し寄せているという。
メガソーラー発電は、天候に左右されて、発電量が安定せず、電力会社も送電網の能力不足を理由に電力の受け入れを一時保留した経緯もあり、固定買い取り価格の値下げと相まって、ここにきて大きな節目を迎えています。
再生可能エネルギーそのものは、2030年までに倍増させようという計画で、地熱・風力・小水力等の買い取り価格は据え置かれて、チャンスを迎えています。
また、メガソーラー事業者が、太陽光からその他の事業へ食指を伸ばしており、事業主体不足が解消の方向に向かっているのも、その他の再生可能エネルギーにとっては朗報です。
島田市では、「市民・行政合同の小水力発電創出検討会」 が進んでいます。
水が豊富な静岡県も、「ふじのくにエネルギー地産地消事業費補助金」 制度を発表し、計画や事業主体の支援を開始し始めました。
これに、用水を管理する、土地改良区さんや、発電機メ―カが加われば一気に加速します。
事業環境も、採算も整ってきました。
是非成功させたい。