長い梅雨

NPO法人 しまだ環境ひろば 「中溝町 コミュニティ農園 担当」 です。


7月に入り、うっとおしい梅雨が続き雨が一時的に止んでも晴れ間が全く見えません。


本当に農家泣かせの雨です。


しまだ環境ひろばは、「中溝町 コミュニティ農園」 で350坪の農園を維持・管理しています。


大豆は早く植えすぎると、「ボケル」 ので7月中旬が植え時と云われていますが、その中旬がやってきましたが、土がぬかるんで畑に入れません。


せめて、苗床に、種まきぐらいできれば良いのですが、肝心の土が濡れていてどうにもなりません。


このまま雨が続いたら、時期を失しますが、運を天に任せて待つしかありません。


晴れ間が見えたら一気に種まきをするつもりですが、ボランティアですのでタイミングよく人手が期待できません。


ボランティアでは、本当は農業は無理なのですが、その分誰かが懸命に頑張るしかありません。


納期=時期」 と、「品質=出来映え」 が確保できない農業は、最初からやめた方が良いからです。


しかし、今日まで続いているのは、誰かがそれをやっているからです。


作物が天から降ってこないことは誰も知っていますが、できた作物を見てほめたり、労わったりする人は誰もいません。


長い梅雨が続いても、種まきができないと云って、悩んだり、困ったりする人はいません。


やっている人は、何も云わず黙々とやっています。


当事者意識のある人は極めて少ない。 それが、ボランティア市民団体の現実です。